弥生ちゃん [14.産廃業者]


「さて、弥生ちゃんは、固められた状態で、本当に処分されてしまうと、思い込んでいて、これで終わりだと思っていると思うが、ここで終わらないのが、碇監督さんなのであります!!」
「まぁ、碇は、陰で、小悪魔って言われているから、驚きはしないけど・・・・」
「そ、そうなの? まぁいいや、では、弥生ちゃんを、さらに状況悪化させる悪戯!!」
「第二フェーズへ!!」

僕と、小林は一度、先程まで固める作業した家へ戻り、作業着に着替えて、軍手に、長靴、目深にかぶった帽子に、サングラス、そしてマスクを付け、周りからの見た目は、何らかの作業をしている業者さんって言う感じに変装し、さらには、先程、弥生ちゃんを運搬するのに使用した軽トラックに幌を付け、数体のマネキンを積んで、再度、弥生ちゃんが現在放棄されている所へ向かったのです。

なんだかんだと、色々している間に、弥生ちゃんが固まってから、すでに50分くらいが経っており、この塗料の硬化持続時間が約3時間なので、まだ2時間以上の余裕がある。

穴の中から、二人で、弥生ちゃんを引き上げ、マネキンが沢山荷台にある所に、まるで本物のマネキンの様に物として扱い、物として荷台に放り込み、「じゃぁ、東京へ!!」「おぉう!!」

高速を使えば、1時間ちょっとで東京です。
まだ、夕方の帰宅や、帰社のタイミングではないので、スムーズに移動できています。

「なぁ、小林・・・」
「んっ、なぁに?」
「僕さっき、産廃所から、弥生ちゃんを車に乗せる時に、弥生ちゃんの足下を持っていたんだけど・・・」
「なぁ〜に、ロリのノーパン性器丸見えが嬉しかったの?」
そうなんです、弥生ちゃんは今、服は着ているけど、僕が途中で脱がしてしまったために下着を身につけておらず、ノーパン状態で、荷台に転がされているんです。
「まぁ、嬉しい事は、嬉しいんだけど、もっと嬉しくて・・・」
「なぁ〜に・・・」
「実は、弥生ちゃんのあそこから、僕が手に持っていた足首まで、凄い量の、雫が・・・雫が滴っていて・・・ 弥生ちゃんこの状況をめっちゃ喜んでいるんではないかと思ったんだよ!!」
「あぁその事ね、碇に話そうと思ってたのだけど、あの時、わたしは、弥生ちゃんの頭の方を持っていたじゃない!」
「うん」
「で、顔が近いから、目をのぞき込んでみたの」
「うん、うん」
「よーく、目をのぞき込んで見たら、瞳孔が完全に開いちゃっていて、おそらく、弥生ちゃんイッちゃっていて、意識が飛んでいる感じで、意識がなかったと思うよ!!」
「そ・・・そうなの・・・ じゃあ、僕と、小林が、産廃所から車に詰め込んだ時は、意識が無い状態だったと・・・」

「うん・・・・、 弥生ちゃんは、わかっていないと思う。」
「気が付いたら、荷台にまた乗せられていて、マネキンに囲まれているって状態じゃないかなぁ〜」
「そりゃあ、好都合だな!! これなら変装しなくても良かったかなぁ・・・」そんな言葉を、運転しながらつぶやくと、小林は「ダメダメ、弥生ちゃんをおろす時に、この変装は必要だから」
「あぁ、そっか、そっか、忘れてた、わすれてた・・・」

などと、緩い会話を小林としていると、目的地に到着したのです。


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